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「HCD専門家の役割と今後求められるコンピタンス 〜自身の成長、自身に関わる人たちの成長、そして組織の成長」
HCD-Net認定 人間中心設計専門家は、2015年春の合格発表で 402 名に、人間中心設計スペシャリストは 105 名となりました。みなさまの活躍により、若手からロールモデルの対象にもなりつつある、とも聞いています。
専門家への期待に応えるためは、私たち自身も、成長していく必要があります。さらに、社内や社外の、周囲も巻き込み、組織として成長していけるように、動いていかなければなりません。
本セッションでは、「自身の成長、自身に関わる人たちの成長、そして組織の成長」をテーマに、専門家の役割と、今後求められるコンピタンスについて、考えます。
【S3セッション 第1部：認定専門家による実践事例（90分）】
■実践事例 1：
田口 亮 氏（株式会社フォーデジットデザイン、クリエイティブサーベイ株式会社）
当社は、Webを中心としたデジタル領域のデザインを受託していて、主にインターフェース・インタラクションのデザインを提供しています。クライアントと一緒になって考え、そしてアウトプットにつなげることを大事にしています。クライアントから依頼に「そのプロダクトは、ユーザーにとって、そもそもなぜ必要なのか」という疑問からスタートして、クライアントと深い議論を重ねることで、信頼感のある、強いプロジェクトチームを実現しました。その事例をお話します。
参考URL：
HouseeS Yahoo!不動産 新築マンション検索アプリプロジェクト
http://4dd.jp/projects/housees/
価値を生むUXデザインのカギは「コラボレーション」
http://gihyo.jp/news/interview/2014/12/1701
■実践事例 2：
菅野 歩 氏（ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社）
私のチームは、メーカーのインハウスUIデザイン組織として10年あまり活動したあと、ここ2年ほどは、ソリューション外販も行いながら、いま15人の組織として活動しています。組織成長のため、また、関係者に顧客視点を根づかせるために、さまざまな取り組みをしてきました。課内勉強会、ピアレビューなど、スキルの底上げや情報共有、また冬に企画した社内イベント（UX Weekと題して、社内のソフトウェアエンジニアとの情報共有・啓蒙のためのセミナーとワークショップを1週間開催）など、事例を紹介します。
参考URL：
ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社 UXデザインサービス
http://www.sonydna.com/sdna/solution/ux.html
新しいUXはこう作る、ソニーDNAの取り組みを聞く
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20141126/390943/
■実践事例 3：
山岸 ひとみ 氏（株式会社Gaji-Labo）
Gaji-Labo は「システムを考える／作る会社」として、ウェブを中心とした受託開発をおこなっている会社です。私自身の近年の活動は、HCDの考え方にもとづきながら、「モノ作りをする、人を／チームを／組織を作る」という活動へ、スライドしつつあります。「体験」を純化した存在であるともいえる「ワークショップ」を事業のひとつとし、社内外で営利・非営利を問わず、さまざまな活動をしています。ワークショップを中心に「モノ作りをする、人を／チームを／組織を作る」事例を紹介します。
参考URL：
UXは「ユーザーを正しく理解」だけじゃない――組織のUXデザインを、Gaji-Laboの山岸さんに聞いた
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2014/12/12/18875
【S3セッション 第2部：パネルディスカッション（30分）】
第1部の登壇者に、HCD-Net専門資格認定委員会より 安藤 昌也 氏と 羽山 祥樹 氏を交え、パネルディスカッションを行います。会場からもご意見をいただければと思います。グラフィックレコーディングは 和波 里翠 氏にお願いしています。
登壇者：
田口 亮 氏（株式会社フォーデジットデザイン、クリエイティブサーベイ株式会社）
菅野 歩 氏（ソニーデジタルネットワークアプリケーションズ株式会社）
山岸 ひとみ 氏（株式会社Gaji-Labo）
安藤 昌也 氏（千葉工業大学）
ファシリテーター：
羽山 祥樹 氏
グラフィックレコーディング：
和波 里翠 氏