人間中心設計の基礎（全6回）第6回開催のご案内と第3回・第5回レポート

【第5回レポート】

9/11(金)に芝浦工大・芝浦キャンパスにて第5回『人間中心設計の基礎』が開催されました。第5回のテーマは「デザインのための人間工学と認知心理学」。セミナーの前半は第4回に学習した質的調査に関する演習として、KA法を実施。携帯電話に関するインタビュー資料を元に、発話データから出来事を抽出し、そのユーザーが感じている価値についてグループによるディスカッションや発表を実施しました。

セミナー後半は、人間工学や認知心理学の講義が行われました。人間の身体と環境の関係性、感覚特性などについて具体的な事例なども交えての説明に、聴講者の皆さんも熱心に聴き入っておられました。

次回は、「デザインの評価、人間中心設計のマネジメント 」を学ぶ予定です。最終回となりますので講義後に懇親会も開催される予定です。

【第3回レポート】

7/9(木)に芝浦工大・芝浦キャンパスの教室 にて第3回『人間中心設計の基礎』が開催されました。第3回は、座学を中心とした講義で進められました。

昨今、様々な解釈や誤解のある『ＵＸの概念』について、その背景や関連した考え方と概念モデルの理解のしかたについて、しっかりと学ぶことができました。

また、多様であるユーザーの『特定・嗜好性、環境』などの捉え方、対応の方法などを写真による事例を中心とした教材により理解を深めました。

また、終了後の懇親会では、黒須先生と受講生で熱い議論がかわされ大変盛り上がりました。

【第2回レポート】

6/11(木)に芝浦工大・芝浦キャンパスの教室 にて第2回『人間中心設計の基礎』が開催されました。第2回セミナーの前半は、前回ワークの続き『情報の視覚化』をテーマに人工物進化系統図を作成しました。グループによるディスカッションや発表を通じて、情報の分類軸、粒度、まとめ方の違いによる分かりやすさや気づきの違いなど体感頂けたのではないかと思います。

セミナー後半は、HCDやユーザビリティの成り立ちと基本的な考え方についての講義が行われました。UCD、ユーティリティ、利用品質、感性工学など周辺の研究や考え方との比較、ISOによる定義などを学びました。

次回は、UXの考え方からユーザの特性や利用状況を学ぶ予定です。また、第3回は講義後に懇親会も開催される予定です。

【第1回レポート】

5/13（木）に、HCD-Netライブラリー『人間中心設計の基礎』を教科書とするシリーズセミナーの第１回が芝浦工大・芝浦キャンパスの教室 にて開催されました。

第１回は「教科書以前」ということで、「インタフェース」「インタラクション」といった言葉の意味から、黒須先生の人工物進化論につながる講義が 展開されました。

受講者は、若い方からベテランまで、職種・業種も多様な方々が参加しています。あらためて、HCDの応用範囲の広がりが感じられます。

最後は『情報の視覚化』というお題で、グループワークを実施しました。これは、第２回に続くということになっており、情報の視覚化のための人工物 の進化系統樹が出来上がることになるそうです。