更新日:
去る8月6日、恵比寿にあるクリエイティブスペース「amu」において、HCD-Netサロン「パターン・ランゲージとHCD」が開催されました。
パターン・ランゲージという専門的なトピックにもかかわらず、定員45名のところ、キャンセル待ちがでる盛況ぶりで、当日は一部立ち見を受け付ける状況となりました。
当日はまずHCD-Net長谷川理事から、デザイン分野でのパターン・ランゲージという言葉の認識などについて簡単に前提共有が行われた後、中埜氏からパターン・ランゲージの概念についてのセミナーが行われました。
ここでは、パターン・ランゲージが生まれた経緯や、必要な理由、そしてセンターリングというパターン・ランゲージを理解する上で欠かせない概念の説明が行われました。
続いてそれを受けて、山崎理事からパターン・ワークショップの実施例、「ランゲージ」という概念の可能性などについて、セミナーが行われました。
最後に、それらの概念のまとめとして、長谷川理事をコーディネーターとして、中埜氏、山崎理事、安藤理事でのパネルディスカッションが行われました。
これらの中でHCDでのアプローチとパターン・ランゲージアプローチの類似点や、今後HCDプロセスに活かせるパターン・ランゲージアプローチの手法などが指摘されました。
こういった議論を経て、今後HCD-Net主催でパターン・ランゲージワークショップの開催を行いたい、といった意見などが出されました。
出席者からも質問が寄せられ、パターン・ランゲージへの関心の深さが伺えました。
2010年度 第3回HCD-Netサロン「パターンランゲージとHCD」を開催します。
約25年前に建築家クリストファー・アレグザンダー氏によって提唱された、要素分解を越えて、より動きのある建築を構成するための手法「パタン・ラ ンゲージ」。
この手法は実は、部門を横断したデザインである、ユーザーエクスペリエンスデザインのアプローチと共通する点が多くあります。
今回は、パターンランゲージアプローチを実践している、中埜博さんにお越しいただき、パターン・ランゲージ手法の意義、そしてユーザーエクスペリエンスデ ザインから見た、パターンランゲージアプローチの意味について議論します。
(2010/7/16 更新しました)
日時 | 2010年 8月 6日(金) 18:30 開場 / 19:00 開始 / 21:00 終了 |
---|---|
会場 |
クリエイティブスペース amu 住所:東京都渋谷区恵比寿西1-17-2
|
主催 | HCD-Net |
後援 | 株式会社コンセント |
参加費 |
会員:2,000円 学生:2,000円 (学生会員は1,000円)
※参加費は事前振り込みをお願いします.(お申込みいただいた方にご案内) |
定員 | 35名 45名(好評につき増員しました) |
構成 |
19:00 イントロダクション 19:10-20:00 パタンランゲージの歴史と意義 中埜博氏(東京環境構造センター)20:00-20:30 UXデザインのアプローチ 山崎和彦氏(千葉工業大学) 20:30-21:00 全体ディスカッション(ファシリテーター 長谷川敦士(コンセント))
※ 終了後,有志で懇親会を行います.(参加自由,参加費自己負担) |
参加申込 |
メールタイトルをHCD-Netサロン「パターンランゲージとHCD」と |