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去る8/7、第二回HCD-Netサロンが、東京都港区にあるアーキテクトカフェにて開催されました。
会場の6時を回った頃、突然ゲリラ豪雨が襲い、若干時間を遅らせてのスタートとなりました。
若干名の当日キャンセルがありましたが、60名以上の方にお集まりいただきました(キャンセル待ちの方がいらっしゃる場合、キャンセルは事前にご連絡いただけますと助かります)。
HCD-Net理事の長谷川によるイントロダクションにて、WebデザインにおけるHCDプロセスの必要性について問題的がなされた後、AXIS/多摩美術大学の宮崎氏、IMGSRCの小泉氏、HCD-Net/千葉工業大学の山崎氏によって実際のデザインのおけるHCDプロセスの実践を紹介いただきました。
その後、長谷川の方から、パネラーのプレゼンテーションを受けて、
■ HCDプロセスや手法は学ぶ意義/必要はあるのか?
結局やっている、としたらあえて学ぶ必要はない?体系だてた教育は必要?
・AXIS:店舗での実体験、フォントを作ってみて見えること
・IMGSRC:プロトタイピング
・IBM:優秀なデザイナはUCD手法を結局やっている
■ むしろクライアント側に必要なのでは?
■ 調査/観察は誰がやるのかデザイナ自身がやるのがベストではあると思うけれど、、、
といった議題を提示し、ディスカッション、質疑応答をを行いました。
8時30分からは、同じ場所で懇親会が開催され、来場された方たち同士で議論が繰り広げられました。
第2回HCD-Netサロン
Webデザインと人間中心設計 - もの作りとしてのWebデザイン
※ 現在定員に達しましたので、キャンセル待ちになっております。
「人間中心設計=Human Centered Design(HCD)」というと、どうしても固い言葉に思われがちです。でも、実は使いやすいWebサイトを作っている多くのデザイナーは自然に実践しているものなのです。
今回のHCD-Netサロンでは、Webに関わらない物作りの第一線にいる人々にお集まりいただき、問題解決としてのデザイン、デザインの今後について議論します。
一方通行のセミナーではない、気軽な集まりですので、ぜひご参加ください。
タイトル:第2回HCD-Netサロン|Webデザインと人間中心設計 - もの作りとしてのWebデザイン
日時: 8月7日(金)18:30〜20:30(受付開始:18:00、懇親会:20:30〜)
場所:アーキテクトカフェ(東京メトロ外苑前駅より徒歩1分)
協賛:株式会社コンセント
定員:60名(定員に達しました)
会費:パネルディスカッション(1,500円/ワンドリンク付き)
懇親会(3,000円)+ドリンク代
概要:
パネルディスカッション形式で、WebデザインにおけるHCDの実際、その課題などを議論します。
パネラー
・宮崎光弘氏(AXIS/多摩美術大学)
・山崎和彦氏(千葉工業大学)
・小泉望聖氏(株式会社イメージソース)
・長谷川敦士氏(株式会社コンセント)
他、スペシャルゲストを予定
パネラープロフィール:
■宮崎 光弘 氏
株式会社アクシス取締役/多摩美術大学情報デザイン学科教授
1957年東京生まれ。東京造形大学美術学部卒業。ファッション誌のアートディレクションに携わった後、1986年、株式会社アクシス入社。同社のCI、デザイン誌「AXIS」のアートディレクションや展覧会の企画など様々なプロジェクトをアクシスで行う。現在は同社のデザイン部門「AXISdesign」の統括として、グラフィック、プロダクト、スペース、インタラクションのデザインディレクションを行なう。最近の主な仕事としては、モリサワコーポレートサイトリニューアル(2008 アック04 グランプリ、東京インタラクティブ・アド・アワード2007 銅賞)、携帯電話用楽器アプリケーション「Touch Session」インタフェースデザイン開発、ロート製薬スキンケアブランド「episteme」ブランド開発、NTTデータ広報誌「KAERU RYOKU」エディトリアルデザインなどがある。
■山崎 和彦 氏
千葉工業大学 デザイン科学科 教授
クリナップ工業での新商品企画デザインおよびキッチン、家具やエクステリアのデザインを担当を経て、日本IBM(株)にてThinkPadや情報機器のプロダクトデザイン、ブランドやインタフェースデザインを担当。将来の事業のための新商品企画デザイン、ユーザーセンタードデザイン手法、ユニバーサルデザイン手法やブランドエクスペリエンス手法の研究。携帯電話、オフィス機器、住宅設備、フードサービス等の企業のデザインコンサルティングも手がける。また同社では、ユーザーエクスペリエンス・デザインセンター担当マネージャー、Distinguished Engineer (技術理事)および米国IBM社 Academy of Technologyのメンバーも務める。同社に在職中にRichard Sapper氏に師事。筑波大学感性評価構造モデル構築特別プロジェクト客員研究員、玉川大学工学部非常勤講師、京都工芸繊維大学大学院非常勤講師、2007年4月より現職。
受賞歴: iFデザイン賞(ドイツ)、IDEA デザイン賞(米国)、IDマガジン・デザイン賞(米国)など世界の著名なデザイン賞を70件以上受賞。2001年にニューヨーク近代美術館 WorkSphere 展にて作品が選定。
■小泉 望聖 氏
(株)イメージソース (株)ノングリッド /両社取締役 兼 プロデューサー
広告キャンペーンの分野でのウェブサイトプロデュースから環境系プロジェク トのオーガナイズまで様々なジャンルの企画・制作に携わる。近年の代表的な プロジェクトは「ハチ公前クリーンエネルギー実証実験」、「POC(プレオー ガニックコットン)」「web plamo」など。受賞歴:グッドデザイン、 TIAA、 One show Interactive 、CLIO Awards、NewYork Festival、Asia Pacific Advertising Festival、Webby Awards等受賞多数。
http://www.imgsrc.co.jp/
■長谷川 敦士 氏
(株)コンセント代表取締役社長/インフォメーションアーキテクト
1973年山形県生まれ。東北大学理学部物理学科卒業。東北大学大学院理学研究科物理学専攻博士前期課程修了(M.Sc.)。東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了(Ph.D.)。ネットイヤーグループ株式会社を経て、2002年株式会社コンセントを設立、代表取締役社長に就任。インフォメーションアーキテクトとして大規模サイトの設計やプロデュースに携わるかたわら、情報アーキテクチャアソシエーションジャパン(IAAJ)主宰、人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事を務めるなど、IA研究や啓蒙活動を牽引している。
http://www.concentinc.jp/
参加申込方法:
メールタイトルを「第2回HCD-Netサロン参加希望」として、
- お名前
- 所属
- メールアドレス
- 正会員/賛助会員/一般の区分
- 懇親会への参加可否
を記入してhcdnet_registration@hcdnet.orgまでご連絡ください。
※ おかげさまで定員に達しましたので申し込みを停止しております。キャンセル待ちを希望される方は、上記アドレスまでご連絡ください。
2009/6/30:パネラーの宮崎氏が確定しました。
2009/7/3:パネラーの小泉氏が確定しました。
2009/7/17:パネラーのプロフィールを追加しました。