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~過去15年間での認定者は合計で約2,200名強。人工知能を用いたサービス開発でも注目の認定資格~
特定非営利活動法人(NPO法人)人間中心設計推進機構(事務局:東京都港区、機構理事長:篠原 稔和、略称:HCD-Net)は、産業界における人間中心設計へのニーズの高まりを背景に、2024年度の「人間中心設計専門家(第16期)」および「人間中心設計スペシャリスト(第12期)」の認定試験受験申込を、2024年11月1日(金)より受付開始いたします。
【人間中心設計専門資格 認定制度とは】
「人間中心設計専門家」および「人間中心設計スペシャリスト」の資格認定制度は、人間中心設計の専門スキルを評価し認定する、日本で唯一の人間中心設計の専門資格認定制度です。
近年、製品やシステムをとりまくサービスや、Webサイト、スマートフォンのアプリケーション、人工知能を用いたサービス開発など、様々な分野で人間中心設計が注目がますます高まっています。しかし、人間中心設計の専門スキルを持つ人材はまだ少なく、企業においても、専門人材をどのように育成・確保していけばよいか、ノウハウが不足しています。同様に、人間中心設計の従事者自身も、専門スキルの客観的な保証を得ることが難しい状態にあり、人間中心設計の専門スキルを客観的に認定する制度へのニーズが高まっています。
このような背景から、「人間中心設計専門家」「人間中心設計スペシャリスト」認定資格は、これまで数多くの企業や教育機関から好評を受けております。過去15年間での認定者は合計で約2,200名強となります。認定者の多くは、人間中心設計、ユーザエクスペリエンス設計、ユーザビリティ評価、サービスデザイン、システム開発、Web制作、ユーザリサーチ、テクニカルライティングなどの実践家や研究者として、第一線で活躍しています。
ご参考:「認定者数推移」、「応募者数」「合格者数」「合格率」状況
https://www.hcdnet.org/certified/apply/hcd-1918.html
試験方法は、「人間中心設計専門家」「人間中心設計スペシャリスト」のいずれも、受験者が過去に取り組んできた人間中心設計やユーザエクスペリエンス設計、ユーザビリティの活動を申請書に記入し、その記述内容によって、専門家としてふさわしいコンピタンス(専門性)の「実践」の有無を審査する書類審査です。実績にもとづく試験のため、専門スキルの保有を客観的に証明できます。企業にとっては、人材の専門スキルについて第三者の客観的な保証を得ることができ、受験者にとっても、企業内で評価されやすい資格となります。
HCD-Netは「人間中心設計専門家」「人間中心設計スペシャリスト」の認定資格制度を通じて、社会における人材の育成を促進し、人間中心設計の適切な発展に貢献します。
【認定制度 概要】
■認定資格の詳細
●特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構認定 人間中心設計専門家
略称:HCD-Net認定 人間中心設計専門家
概要:人間中心設計の実務能力と、マネジメント能力をあわせた、統合的な専門家
想定受験者:人間中心設計を主業務とする方、研究者、組織への普及をするマネジメントの方
受験資格:
・人間中心設計・ユーザビリティ関連の実務経験5年以上 (大学院在学中の実務活動は実務経験年数に含む(※1)
・専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。
●特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構認定 人間中心設計スペシャリスト
略称:HCD-Net認定 人間中心設計スペシャリスト
概要:人間中心設計の基本的な実務能力をもつ実務担当者
想定受験者:人間中心設計が主業務で5年未満の方や、デザイナーやエンジニアなどで兼務の方
受験資格:
・人間中心設計・ユーザビリティ関連の実務経験2年以上(大学院在学中の実務活動は実務経験年数に含む(※1)
・専門能力を実証するための実践事例が3つ以上あること。
(※1)
人間中心設計専門家、人間中心設計スペシャリストの受験資格に学歴は問いません。ただし、プロジェクトの「実務経験」として記載できるものは、ビジネスの実務経験に限られます。具体例は以下をご参照ください。
・大学・大学院の演習授業や課題、コミュニティでの自主学習は記載しても採点対象にはなりません。また短期のインターンで、インターン生向けに用意された課題、コンペ応募の取り組みのような、ビジネスではないものはプロジェクトの「実務経験」として記載することはできません。
・大学・大学院の在学中でも、起業、業務委託、長期のインターンでビジネスとして行った事例は、プロジェクトの「実務経験」として記載することができます。
・大学・大学院での活動でも、企業・行政・自治体との共同研究として、発注者にあたる企業や自治体への提案をした場合は、プロジェクトの「実務経験」として記載することができます。
■受験申込時期
申込受付期間:2024年11月1日(金)~2024年11月21日(木)、16:59まで
■試験方法
試験は、書類審査で行います。
受験者が過去に取り組んできた人間中心設計やユーザビリティの活動を申請書に記入し、その記述内容によって審査されます。
審査に合格後、認定登録料を納付ののち正式に資格認定を行います。
■受験にかかる費用
●受験料:
人間中心設計専門家・人間中心設計スペシャリストとも12,000円(消費税10%込)
●資格認定に必要な登録料・資格維持費:
各資格で異なります。資格維持費はHCD-Netに正会員として入会されると、全額会費で置き換えられます。
・人間中心設計専門家
認定登録料:18,000円(消費税10%込)
資格維持費:12,000円/年(消費税10%込)
・人間中心設計スペシャリスト
認定登録料:11,000円(消費税10%込)
資格維持費:3,000円/年(消費税10%込)
人間中心設計スペシャリストは、維持費3年分を一括して納入します。
ただし、更新前に「人間中心設計専門家」に認定された場合、またはHCD-Netに入会した場合は、年単位で維持費を清算します。
●更新料:
人間中心設計専門家・人間中心設計スペシャリストとも5,000円(消費税10%込)、3年ごとに更新
■受験者説明会:
受験希望者にむけた説明会を、以下の日程で行います
日時:2024年11月13日(水) 19:00~20:30
会場:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料(Zoomへのアクセス環境は各自ご用意ください)
申込方法:HCD-Net認定制度サイトにて案内します
申込期間:2024年10月4日(金)~2024年11月8日(金)
オンライン参加方法:2024年11月11日(月)から開催当日(2024年11月13月(水))の午前中までにZoomアクセスのURLをお知らせします
■オンライン相談会:
資格や試験の内容を知り、専門家に具体的な質問をすることができます
こんな方におすすめ:
・人間中心設計スペシャリスト/専門家の資格に興味がある方
・受験を検討していたが踏め出せていない方
・受験の内容について不明点がある方
主催:HCD-Net HCD専門資格認定センター
開催日時:決定次第お知らせします。2024年11月13日(水)の受験者説明会より前の時期から実施予定です
参加方法:HCD-Netサイトにて案内します。当日の開始時刻までにZoomのURLをお知らせします
参加費:無料(Zoomへのアクセス環境は各自ご用意ください)
アジェンダ(予定):
1.HCD-Netのご紹介
2.認定制度のご紹介(制度の内容、今年度のスケジュールなど)
3.質疑応答(各回に2~3名の専門家がスタッフとして参加予定です)
■最新情報:
「応募要領」、「認定制度」に関する情報は下記サイトで随時更新いたします。
https://www.hcdnet.org/certified/apply/apply.html
■資格および運営団体について:
【人間中心設計とは】
人間中心設計(Human-Centered Design、略称 HCD)とは、利用者の特性や利用実態を的確に把握し、開発関係者が共有できる要求事項としてまとめ、プロトタイピングやユーザビリティ評価と連動した設計により、より便利で使いやすく、ユーザエクスペリエンス(利用者の体験)に優れた商品やシステムを提供する一連の活動サイクルです。
【特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)とは】
HCD-Netは、人間中心設計の普及・啓蒙のため、人間中心設計の技術とプロセスを研究・開発し、様々な知識や方法を適切に提供することで、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりを目指す団体です。
2005年の設立以来、拡大を続け、現在では企業や大学を中心に正会員約1198名、学生会員2名、賛助会員57社の会員が在籍しています(2023年度末時点)。
HCD-Net Webサイト: https://www.hcdnet.org/
【本件に関するお問い合わせ先】
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構 HCD専門資格認定センター 受験係
E-mail:nintei@hcdnet.tokyo
※ 電話でのお問い合せには対応できませんので、あらかじめご了承ください。
URL: https://www.hcdnet.org/certified/