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私は新発売のお菓子や電化製品などを探すのが好きなのですが、最近はGoogleで調べる他にTwitterやInstagramなどのSNS情報を参考にすることが増えました。個人が書かれたものを見ることが多いですが、最新の情報や、普通に検索しただけではなかなか見つけられないレアな情報が載っていたり、写真つきで感想が載っていたりするのでとても重宝しています。
SNSを自分のような使い方をするのは一般的なのかなと思って調べたところ、コミュニケーションツールとしてのメイン機能の他に、ユーザーの情報検索ツールとして使われることも多いようでした。色々な情報がタイムライン上に流れる中で、たくさんの人から関心を持たれた内容は繰り返しリツイートなどで拡散され、あっという間に世の中に広がるため、企業側の情報発信&フィードバックツールとして即時効果が期待できる手段の1つになっていると思います。
また、個人が書かれた情報が多いのがSNS情報の特徴だと思いますが、Instagramにアップされた商品の写真やその人が実際に使ってみた様子、他の人の「買います!」などのコメントを見ていると、だんだんと購買意欲をかきたてられます。自分が買ってもいない商品なのに、SNS情報を通してその人と同じシチュエーションでの利用を疑似体験することで、自分が実際に買って使った時のことを想像しやすくなり、自分もそういう体験をしたいという期待が膨らむため、ユーザー体験はたとえ疑似体験であっても十分影響力があると考えられます。
体験という情報は、ユーザーの購買行動と密接な関連があるため、体験が本当は自分に合わないものや事実と異なるものであっても、擬似体験によって自分にとって良いものだと錯覚し、購入に至ってしまう可能性があるかも知れません。情報を良い方向にも悪い方向にも誘導できるため、情報発信側のモラルが必要になってくるのではないでしょうか。