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“OK, Google play star wars episode II on my TV.”
テレビの電源がパチっと付き、TVの画面からスターウォーズが流れだす。開けゴマでドアが開くような、ボイスのコマンドによって空間がパッと変わる今まで体感したことの無いマジカルな感覚と、同時になんとも言えない空間を操作したことによる爽快感が体の中を走る。
Google Homeが我が家にやってきてから1ヶ月、私の生活は目的が明確なタスクについては、スマホファーストからボイスファーストに完全に変化した。
Google Homeが我が家にやって来る前、amazonのアレクサなどの音声ディバイスがアメリカですごく売れ始めていることや、音声ディバイスのAppleの参入や日本でもLINEをはじめ様々な企業が音声ディバイスに参入するのは知っていましたが、当初私は、どうせオモチャでしょと、かなり懐疑的だった。
とある関係からGoogle Homeを手に入れ、約一ヶ月間試すことになった。1日目はマニュアルに載っている内容を基に天気を聞いてみたり、富士山への行き方を聞いてみたりする。Google mapに登録されている自宅周辺の天気や富士山までの距離や車での所用時間などすらすら答えてくれる。2日目は、google musicやchrome castと連携してみるとその凄さに驚いた。冒頭にあるように、ピンポイントで流したい動画や音楽を言うと、即座に動画が流れたり音楽が流れる。Grateful deadバージョンのNot fade awayが聞きたいなと思ったら、今まではスマホを取り出し、アプリを開いて、Grateful dead Not fade awayと打ち込み、検索結果から選んでplayボタンを押していたが"OK, Google. Play Grateful dead Not fade away"と言うだけでスピーカーから一瞬で流れ出す、あまりにも面白くタッチディバイスとは全く違う体験に深夜3時まで夢中になってしまった。
それから数日後、ボイスとタッチディバイスとの使い分けが形成された、明確にやって欲しいことがある場合は、ボイス。どれがいいか分からない時はスマホを取り出して選ぶ方が効率的というメンタルモデルが形成された。また、操作感覚については、スマホで動画を検索してChromecastでTVに流す時は、主体的に操作している感覚があるが、ボイスで指示して動画を流した場合は、Google Homeに流してもらったという、人に頼んでしてもらったのと同じように受動的な感覚を抱くようになった。
日本では、公式に販売されていないため、サービスパートナーとの連携が不完全で、出来ることが限られているのですが、ソファに座ったまま、「OK,Google タクシー読んで」で、「OK,Google いつものピザ頼んで」ということはできないのですが、そんな日が、すぐそこにあることを体感し、とてもワクワクしているのと同時にボイスUXが我々の未来の生活を大きく変えるポテンシャルを持っていると確信しました。是非、機会があれば体験してみてください、世界が変わります。