更新日:
スマホでSNSやWeb記事を読んでいると、頻繁に目に入る面白そうなタイトルのついたWeb記事。多くはTwitterや海外の同様のサイトで話題になった写真や、オモシロ話を寄せ集めたようなもの。たいしたことは書かれていないとわかっていても、つい開いてしまう。
みなさん、気になりませんか?ユーザーの期待や、視認性をことごとく無視して、可能な限りミスタッチを誘うべく意図された広告の数々。まず、ページは細かく分断され、つい興味を示してしまったタイトルの中身を知るには何ページも遷移しなければならない。
そして、次ページへのリンクボタンは、可能な限り目立たなく、押しづらく、その上下には大概、"続きを読む>”などの遷移をにおわせる文言の入った広告。騙されまいと慎重にリンクを選んでも、押そうとしたその瞬間、画面中央部から下部にスライドするバナー広告(しかもきわめて薄い半透明)が現れてミスタッチ。次のページに行く前に毎回広告画面をはさんだり、素直に次ページに遷移したかと思ったら、異常に小さな閉じるボタンのついた広告画像が一面にオーバーレイ。
あっさり興味を失って離脱することもあるけれど、それでも続き見たさ・知りたさに、耐えて次へを押してしまうこともしばしば。結局、そうして読んでしまう人がいて、PVや誤クリックが稼げるから、どんどん悪質化の一途をたどるのだと思う。
ほめられたことではないが、これだけ酷いサイトでも、面白そうな記事の続きを知りたい
ユーザーの欲求にだけはギリギリ応えることで、一定数のユーザーは確保できてきるという点で、如何にユーザーの欲求を喚起するか、それに応えること(応えてもらえそうだと期待させること)が大切かを考えさせられる。