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HCD-Netはプロたちのナレッジの共有の場をめざしている。
私自身、HCD-Netがらみの活動をしていて、それこそが自分にとっての価値であり駆動力であるなと感じている。
知識の共有というと、フォーラムでの講演や各種セミナーが想起されるが、「プロたちの」という言葉がついたときに、「まさにそれだ!」と実感できるのは、事業部活動や各種ワーキンググループの活動に参加している時だ。
色々な事業や職域や学識をもった人たちでありながら、HCDという共通言語を持つ人たちとの対話の中で理解が生まれてくるプロセスを体感している、という醍醐味がそこにはある。
もやもや考えていたことが言語化されるのがすがすがしい。
足元からつながって自分に還ってくる感覚がある。
また頑張ろうという気持ちになる。
そこには「仕事に役に立つ」以上の何かがある。
特にWG(ワーキング・グループ)の活動は、WGのゴールを目指した議論の中でその「何か」を得る機会が多いと感じている。
近年、WGのキックオフの時は大勢集まるのだが、実際に活動を継続するのはその中の十数名、というパターンが続いている。この残った十数名は「何か」を得ているから続けられるのではないだろうか。
事業部では、私はセミナーの企画をしている。講師にお任せのときもあるが、特にワクワクするのは、講師やサポートメンバーと、どのようなことを目指して、どのような仕掛けをするかを練り上げていく場面だ。各人の知見を束ねて刈り込んでいく過程が刺激的なのだ。
他の事業部でも日々「どのようなナレッジを誰に届けたいか」「ナレッジをどのように編集して届けるか」ということ奮闘していることと思う。
セミナーで聞く
セミナーやライトニングトークで話す
会員の皆様にはその先の「プロ同士だからこそ」に是非踏み込んでいただきたい。
…あ、踏み込んだら沼、でしたね、お気をつけて…。
(HCD関連のイベントに行くとどこにでもいる人と化している 和井田 理科)