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リカレント教育、アンラーニング、リスキリング、こういったキーワードを聞くことが多くなってきてますね。世の中が激しく変化する中、学校で学んだことだけではやっていけない、成功体験だけではやっていけない、新たな分野のスキルが必要といったことは、HCDやUXデザインに携わっているみなさんは常日ごろ感じていることではないでしょうか。
私は「使いやすいもの、心地いいものを増やして、そうでないものを減らしたい」と思って仕事をしています。学生時代は人間工学や認知心理学という分野があるのを知らずに、今思えば会社に入ってから常に「リスキリング」している状態でした。今でもサービスデザイン、サーキュラー・エコノミーなど領域は広がるばかりです。一方、学生時代にUXデザインを学び社会課題解決プログラムに参加してきた人たちも増えてきています。彼らはスタートラインが違うので、学び続ければもっと先にいけるのではないかと期待しています。
HCD-Net認定のHCD専門家やスペシャリストには更新制度があります。実践者を認定する制度ですので”実践者である”ことを確認するという意味と、実践は「昔取った杵柄」だけでは立ちいかなくなるので常に学び続けて欲しいという意図があってのことです。
人間の本質はそうそう変わらないと思います。しかし、”利用状況”は変わり続けています。どんな基本を押さえるべきか、どんな知見を広げる必要がありそうか、実践の最前線にいる皆様はいろいろ感じているのではないでしょうか。
HCD-Netという場を活用して、時にはイベントやセミナーを企画する側にまわってみてください。広報社会化事業部、ビジネス支援事業部、教育事業部、関西支部、東海支部など、「これ知りたい!」「これ必要!」と思った人たちが活動しています。私自身は教育事業部で、自分が知りたいこと・一緒に仕事をする人に知ってもらいたいことを軸に企画運営をやっています。フォーラム企画など、明示的に募集のあるイベントもありますが、気になる活動がありましたら随時、HCD-Net事務局までお知らせください。企画する仲間、待っています。