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ショートコラム Vol.125
私は人間中心設計専門家の資格を持っていますが、他の方が専門家の資格を持っていて、こういうことがあったという話をあまり聞いたことないので、簡単にですが、ここで紹介したいと思います。
まず、社内の話ですが、自分がこういう資格を持っているということが社内に認知されると、いままでかかわっていなかった他部署の仕事のプロジェクトにも、声をかけられるようになって、人間中心設計のスキルを生かした仕事ができるようになったと感じるようになりました。私は、会社内の所属はソフトウエア開発部で、仕様にそって開発をする側だったのですが、実際製品が利用される現場に行って調査を行い、その内容を要件定義するような設計でも上流の仕事や、新しいビジネスを考えるプロジェクトに参加するような機会が増えたように思います。
社外のお客様に対しては、まず名刺交換をしたときに、「人間中心設計とは何ですか?」いう質問をよく受けます。資格を持って5年経ちますが、つい最近も質問されました。「人間中心設計」という言葉にインパクトがあるのでしょうか、名刺には部署名や役職の下にとても小さな文字で書いているのですが、気づく人が結構います。初対面の人でもこれで話が広がったという場面も多いと思っています。会社のガイドラインなどで名刺には書けない事情がある人もいると思いますが、何とかしてでも(とは大げさかもしれませんが…)書いていた方がよいと思います。ただ、逆に初対面との会話で話題になるということは、まだまだ世の中の認知度が低いものなのかなぁと感じることもあります。そう思うと、もっと世間が認知して、誰でも知っているような資格にしていくような活動も必要だと感じています。