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筑波大学 原田悦子先生をお迎えし、認知工学についてのお話しをしていただきました。
認知心理学・認知科学って何?という認知工学の基礎からお話しが始まり、4つの使いやすさのモデル化について、先生の実体験から得られた事例を挙げながら、わかりやすくご説明いただきました。
多くの参加者のみなさんが、頷きながら聞き入っておられました。
そして、いよいよ、メーカーでモノづくりに携わっている多くの参加者の方が一番聞きたかったであろう、認知的ユーザビリティテストのお話しに及びました。動画を使ったユーザビリティテスト結果のご紹介は非常に分かりやすく、過去にユーザビリティテストの実施経験がある方でも、認知工学の知識を持って評価をするという一段高いレベルがあることについて理解できたのではないでしょうか。
最後に先生より「人を中心とした、人がhappyになれるモノづくりができる社会へ。そのために認知心理学・認知科学が貢献できることはたくさんあります。ぜひ、認知心理学・認知科学(の眼)を身につけてください!」とエールが送られました。
参加者のみなさんからは、本を読んで学習した上でもう一度先生のお話しを聞きたい。もっと長く深いお話しを聞きたい。実際の認知的ユーザビリティテストのワークショップを体験したいなどといった、2回目の開催を望む声が多く寄せられました。ぜひ、検討していきたいと思います。
使いやすさ、あるいはユーザエクスペリエンスを分析する手法として認知工学があります。今回のサロンは認知工学をテーマに取り上げ、「判断ミスはしないか」「学習しやすいか」「記憶しやすいか」 など、ユーザビリティにとって最も重要な要素である認知性について学びます。認知的な視点を積極的に取り入れ、ユーザエクスペリエンスデザインをより精度の高いものにしたいと思います。
ゲストスピーカーとしては、筑波大学人間系心理学域教授の原田悦子氏より、認知科学・認 知心理学の基礎概念についてご教授いただきます。国内で認知心理学研究の第一人者である原田氏より、人にとっての「使いやすさ」とは何か を直接ご教授いただける、関西では滅多にない貴重な機会です。質疑の時間もたっぷり取っています。この機会をお見逃しなく、ぜひお越しく ださい。
■日時:2016年1月15日(金) 18:00~20:00 (受付:17:45~)
■会場:グラ ンフロント大阪 北館7F ナレッジサロン
https://kc-i.jp/data/pdf/salon_map.pdf
http://kc-i.jp/facilities/salon/
■定員:50名(先着順)
■参加費:HCD-Net会員:3000円 / HCD-Net学生会員:1000円
一般:4000円 / 一 般学生:2000円
■プログラ ム:
18:00-18:05 ごあいさつ
水本 徹氏(HCD-Net理事・関西支部長)
18:05-19:30
ご講演「認知 工学の基礎:「どんな」分析を「なぜ」するのか?」
原田 悦子氏 (筑波大学)
19:30-20:00 質疑
■参加申込み 方法:
メールタイト ルを「第60回HCD-Netサ ロン参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org へお送りください。
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氏名:
所属先名:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
電話番号:
メールアドレス:
参加費領収書の宛名:
※記載がない場合は所属先名で発行いたします。
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※受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日 (土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
※不測の事態や事故等によりプログラムは変更される場合があります。予めご了承ください。