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3つの講演では、システムエンジニア、HCD専門家、GUIデザイナーの立場からのそれぞれの視点で、ヒントや気づきが多く含まれた幅の広い取組み事例をお聞きすることができました。
参加者の多さ、活発な質疑応答、開催後のアンケートの内容からもBtoBにおけるHCDの重要性が再認識されたサロンでした。今後も同様のサロンを開催してほしいとの意見が多く、BtoBを業務として行っている参加者のみなさんも、取組み方に日々悩み模索していることが推察されます。来年度もBtoBのテーマで、さらにグレードアップしたサロンの企画をしたいと思います。
概要
HCDのテーマとして理解しやすく、すぐに取り掛かることのできるのはコンシューマ製品等のBtoCのHCDです。それに対してBtoBのソフトウエア開発においてはHCD担当者が顧客の利用状況や業務そのものを理解していない場合が多く、まずそれらを理解するところから始めて、現状の問題点やユーザニーズを正しく抽出し現場にマッチしたソフトウエアに仕立ててUXを高めて行かなくてはなりません。
今回はそういった難易度の高いBtoBのHCDを実践されている3つの企業様から開発事例についてご講演いただきます。
ぜひともご参加いただき、みなさんの日頃の業務のヒントをお持ち帰りいただければ幸いです。
■日時:2017年11月20日(月) 18:30~21:00(受付:18:00~18:30)
■会場:芝浦工業大学 芝浦キャンパス 302教室
(東京都港区芝浦3-9-14)
http://www.shibaura-it.ac.jp/access/shibaura.html
■定員:40名(先着順)
■参加費:HCD-Net会員:3000円・HCD-Net学生会員:1000円
一般:5000円・一般学生:2000円
プログラム
18:00-18:30 受付
18:30-18:40 開会挨拶
18:40-19:20 ご講演①
門松 康樹氏(NECソリューションイノベータ株式会社)
「もうひとつのHCDアプローチ」トレンドを越えたシンクライアント活用
概要:NECではパブリック領域からエンタープライズ、SMB領域まで幅広いお客様にシンクライアント活用をご提案しています。今回はHCDの観点からシンクライアント
活用の課題解決に取り組んだ事例紹介を行います。
19:20-20:00 ご講演②
宇津木 希氏、上田 綾香氏(株式会社NTTデータ)
概要:NTTデータでは様々なシステム開発を行っており、 当チームは、HCD専門家としてUXやUI改善の社内支援を行っています。 BtoBのシステム開発においてどのようにHCDを適用しているか、 お客様や社内関係者を巻き込みながらプロジェクトを進めた苦労話や工夫点など、 我々が体験したナマの話を交え、ご紹介します。
20:00-20:40 ご講演③
湯浅 基氏 (富士通デザイン株式会社)
「データビジュアライゼーションの実践と体系化」
概要:富士通では、データ活用を担う1つのソリューションとして、データビジュアライゼーションに力を入れています。今回は、主に製造系・交通系などのBtoBデザイン事例の紹介と、その中から見えてきた可視化PJならではのプロセスやユーザタイプ、また社内での体系化の取り組みなどをご紹介致します。
20:40-20:55 全体質問
20:55 閉会挨拶
21:00 終了