セミナー・サロン

イベントレポート

 1月29日(火)、株式会社明電舎様の会場にて「70デザイン項目基礎講座」を開催しました。
講師の山岡俊樹先生から、フレームワークを使ってデザインすることの効果や大切さ、そのフレームとなる70のデザイン項目について講義をしていただきました。

 多数の事例を交えながら、デザイン・設計における考え方や手法をご紹介いただき、4時間の講義でやや駆け足となりましたが盛り沢山の内容でした。100名を超える参加者の皆さまにご参加いただき、それぞれに新しい気付きを得たり、デザインにおける重要な考え方を改めて再認識していただいたようでした。


概要

会場レイアウトを見直し、更に21名増席いたしました。交流会も1月25日まで締切延長します。 2019.1.23
5名増席いたしました。2019.1.21
大変好評につき、20名増席いたしました。2019.1.10

2016年度、2017年度に開催した同講座が大好評でしたので、2018年度も満を持して東京で開催いたします。  
ユーザーニーズを商品コンセプトに展開するには?  
コンセプトからデザイン・仕様を作成するには?  
デザイン・仕様の評価を行うには?  
これらに対して、どのようなデザイン項目を検討すればよいでしょうか?  

京都女子大学 山岡教授は、  
デザイン項目とはデザインや仕様を決めるために必要な具体的なスペックであるとし、  
(1)ユーザインタフェースデザイン項目(29項目)  
(2)ユニバーサルデザイン設計項目(9項目)  
(3)感性デザイン項目(9項目)  
(4)安全性(PL)項目(6項目)  
(5)ロバストデザイン項目(5項目)  
(6)メンテナンス(保守性)項目(2項目)  
(7)エコロジーデザイン項目(5項目)  
(8)その他(HMIの5側面他)(5項目)  
の合計70項目をデータベース化しました。  

マーケティング・リサーチ、人間工学、認知科学、工業デザイン、ユーザビリティ工学、統計(多変量解析)などの観点を統合し、従来、直感に頼っていた製品開発のプロセスをできるだけ定量的な視点で見直して検討漏れがないようにするための70デザイン項目、本講座ではその考え方の基礎を学ぶことができます。  

担当事業部:HCD-Net関西支部  

■日時:2019年1月29日(火)13時~17時(受付開始:12時30分~)  

■会場:株式会社明電舎 大崎会館 (東京都品川区大崎2-5-35)  
JR山手線線大崎駅西口より徒歩8分  
https://goo.gl/maps/bxtY8wu86wC2  

■定員:100名 →120名に増席しました →125名に増席しました →146名に増席しました(先着順)  

■参加費  
HCD-Net正会員/賛助会員:4,000円  
HCD-Net学生会員:2,000円  
一般:5,000円  
一般学生:3,000円  
懇親会費:一律3,500円(希望者のみ)  

■対象者  
・HCD-Net会員全般  
・HCD専門家  
・HCD/UXDの実践者  
・HCD入門者、初学者  
・IT・システム・製造業に携わる方  
・WEB/アプリケーションの企画・開発に携わる方  

■対象コンピタンス  
A6: ユーザー要求仕様作成能力  
A8: 製品・システム・サービスの要求仕様作成能力  
A13: 専門知識に基づく評価実施能力  

人間中心設計(HCD)コンピタンスマップ(HCD-Net)参照  
https://www.hcdnet.org/media/001/201611/competence_map2016.pdf  

プログラム

12:30~13:00 受付  
13:00~13:05 オープニング:水本徹氏(HCD-Net関西支部)  
13:05~13:15 優先順位アンケート  
13:15~14:45 講義「70デザイン項目基礎」第一部:山岡俊樹氏(京都女子大学 教授)  
14:45~14:55 休憩  
14:55~16:25 講義「70デザイン項目基礎」第二部:山岡俊樹氏  
16:25~16:55 質疑応答(山岡俊樹氏、水本徹氏)  
16:55~17:00 クロージング:水本徹氏  
17:30~19:30 交流会(希望者のみ)  

※「優先順位アンケート」  
70デザイン項目すべての講義を行うと時間が足りないため、当日、講義の順番についてアンケートを実施します。事前に資料をお送りしますので、どの項目を聴きたいか検討の上、ご参加ください。

講師について

■山岡 俊樹氏  
・教授 学術博士、認定人間工学専門家  
・和歌山大学名誉教授  
・京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授  

【略歴】  
1971年、千葉大学 工学部 工業意匠学科卒。1971年、東京芝浦電気(現東芝)に入社。1991年、千葉大学 自然科学研究科 博士課程修了。1995年、東芝 デザインセンター 担当部長ならびに情報・通信システム研究所 ヒューマンインタフェース技術研究センター研究主幹に就任。1998年に和歌山大学 システム工学部 デザイン情報学科 教授(学術博士)、2014年より京都女子大学 家政学部 生活造形学科 教授。和歌山大学名誉教授 デザイン、応用人間工学を中核にサービス工学や観察工学、製品開発を専門とする。  

主な著書  
2018年「デザイン3.0の教科書」,海文堂出版  
2016年「サービスデザイン」,編著,共立出版  
2015年「デザイン人間工学の基本」,編著・武蔵野美大出版局  
2014年「デザイン人間工学」,共立出版  
2013年「UX・画面インタフェースデザイン入門」,編著・日刊工業新聞社  
2012年「論理的思考によるデザイン-造形工学の基本と実践」,BNN新社 他、多数

参加申し込み方法

下記よりお申し込みをお願いいたします。  

https://2019012970design.peatix.com
※交流会の締切は1月22日(火)とさせていただきます。→お席に余裕ありますので1月25日(金)まで締切延長します。

注意事項

■賛助会員様について
※賛助会員様は2名までは「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となりますので、予め2名様を社内にてご調整ください。
登録される場合は正副代表者の方のお名前でご登録いただき、参加の方にpeatixチケット譲渡機能をご利用いただくか、または当日は代理の旨受付でお申し出ください。

■領収書および請求書について
当機構では、事務業務効率化のためイベント運営管理代行サービスPeatixを利用しております。
そのため、当機構での請求書及び領収書の発行は原則お受けしておりません。
領収書に関しては、銀行振込時の振込明細書、またはPeatixで発行される領収データを領収書に代えさせていただいております。(領収データについて:http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
※Peatixをご利用できない方については、大変お手数ですが、secretariatアットマークhcdnet.orgまでお問い合わせください。

■キャンセルについて
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、交流会はイベント1週間前の1月22日(火)、セミナーはイベント開催日前日の1月28日(月)17:00までにお申し出があった場合はキャンセルを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。


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