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第9回目を迎えました利用時の品質普及委員会の談話会ですが今回もオンラインにて無事に開催することが出来き、三名の方から話題提供を頂きました。
出来るだけざっくばらんな意見交流の場を目指して談話会を開催しておりますがZOOMによるオンライン開催により、双方向のコミュニケーションがとりずらい状況ですので、話題提供者の発表の後、参加者を3つのブレイクアウトルームに割振り、各話題提供者が15分ごとに各ルームを回る事で、参加者全員とのコミュニケーションが取れるよう、工夫を凝らしております。
オンライン環境下でのコミュニケーションの取り方の研究としてはまさにHCDプロセスが重要になってきていると実感しております。4月以降も談話会を開催する予定ですので参加者並びに話題提供者を募集しておりますので、ふるってご参加下さい。
概要
第8回に引き続き、ビジネス事業支援部・利用時の品質普及委員(※)で利用時の品質に関するZOOMによるWeb談話会を開催します。この会は利用時の品質に関連した事例や知見などを共有する情報交換会です。学会発表や研究会での発表とは異なり、抄録やレジュメの提出は任意とし、発表形式、発表時間も自由なテーマを設定しています。参加者の皆さんと一緒にディスカッションする場も設け、忌憚のない意見交換をいたします。
今回は3組の方に最近取り組まれたテーマに関して話題提供いただきます。また、今回は話題提供者とフリーディスカッションを行えるブレイクアウトルームも設けますので、是非ご参加ください。
※利用品質メトリクス委員会の枠組みを広げ利用時の品質全般の普及を目指し委員会名を改名しました。
■日時:2021年2月10日(水)15:00~17:30(受付:14:45~)
■会場:Zoomミーティング
■定員:100名(先着順)
■参加資格:原則申し込んだ本人がご参加ください。
■参加費:無料
■懇親会:談話会終了後にZoomでの懇親会を行いますのでご都合のつく方はご予定ください。※飲み物などは各自ご用意下さい。
■対象者
・HCD-Net会員全般
■対象コンピタンス
A8:製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9:デザイン仕様作成能力
A12:ユーザーによる評価実施能力
A13:専門知識に基づく評価実施能力
プログラム
14:30~受付開始
15:00~はじめに
15:10~15:40:テーマ(1)
15:40~16:10:テーマ(2)
16:10~16:40:テーマ(3)
16:40~17:20:懇談タイム(講演者、聴衆者を3グループに分けてブレイクアウトルームにてフリーディスカッション)
17:20~終了挨拶
17:30~Zoomでの懇親会
発表者
(1)【超音波検査技師の筋骨格系障害予防】
鈴木 浩之氏(株式会社日立製作所)
概要:医療従事者である超音波検査技師の筋骨格系障害を予防するために筆者らが行った内容について紹介する。一つはそのための製品開発であり、もう一つは関係学会における予防のための提言作成である。
(2)【地域公共交通における自動運転バスの社会受容性評価】
船木 雪乃氏(小樽商科大学 大学院)
概要:本報告は、自動運転バスを運用した際の評価項目を抽出し、実際に応用した事例についてである。評価項目は、バスの運用に関するステークホルダを抽出し、それを構造化、階層化した上で、ライフサイクルに展開して整理した。評価の応用事例は、既に、公道上で運用されている茨城県境町について報告する。
(3)【HCDを効果的に発揮できるチーム・組織文化とは?】
田平 博嗣氏 (株式会社U'eyes Design 代表取締役)
概要:VUCAの時代、HCDは個人技ではなく、組織技として発揮することが求められています。U’eyes Designでは、HCDが根付くチーム・組織文化をデザインしていく上で、どの程度のポテンシャルが期待できるのかを測る指標、「オーガニゼーション・ツリー・スコア」を開発しました。本セッションでは、その理論的背景と活用事例についてご紹介します。
各テーマ30分程度で発表と質疑応答