セミナー・サロン

※HCDビジネスシンポジウム2023報告書はこちらからご覧ください。

滞る日本型DX、成功への鍵はHCDに
「HCDビジネスシンポジウム2023」開催レポート

「国内の企業にDX(デジタル・トランスフォーメーション)はまだまだ浸透していない。取り組んでいない企業が70%近い」(NCD-Net理事・ビジネス支援事業部長の山口恒久氏)。
 2023年2月21日、特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)が「HCDビジネスシンポジウム2023」を開催した。冒頭の挨拶に立った山口氏が指摘したのが、DXは必要と感じていても、実行が伴わない日本企業の実情である。
 同氏が引き合いに出したジェトロの調査によれば、DXに既に取り組んでいる企業は全体の28%に過ぎず、しかもその1/3(10.8%)は成果を認識できていない。未着手の企業が69.6%に達する注)一方で、「意義・必要性がない」と見ているのは、わずかその1/7(10.2%)である。
注)取り組む予定のある企業(27.3%)を含む

 こうした状況を変えるヒントの提供が、今回のシンポジウムの狙いである。テーマとして「『HCDマネジメント』〜デザイン経営が創るデジタル時代の企業価値〜」を掲げ、先進的な取り組みをしてきた大学や企業の専門家や実務者が、デジタル技術を使った事業創造の実例や、そこでのHCDの役割などを解説・議論した。
 一連の講演やパネルディスカッションから浮かび上がったのは、HCDで重要な二つの点が、DXの成功のためにも不可欠なことである。(1)作り手ではなく使い手の視点を第一にすることと、(2)問題の発見と解決策の創造のループを繰り返し回すことだ。DXといえどもデジタル技術はあくまでも手段であり、本当に変革を成し遂げるには、実行する人や組織の根本的な姿勢が問われることになる。
 このため、HCDのために開発された数々の手法や概念は、DXの推進でも有用と考えられる。ただしDXの場合は、改革の対象が個別の製品やサービスの開発の枠を超え、全社の組織体制や業務の進め方、情報システムに及んでくる。だからこそHCDの重要性をマネジメント層が理解し、組織に根付かせることが重要になる。今回のシンポジウムでは、この主張が数々の意見や事例で裏付けられた。


概要

 Society5.0が目指す「人間中心の社会」、DXレポート2.1が示す「顧客体験の創出/向上」を、デジタル産業界が具体的に推進できるようにするため、「人間中心デザイン(Human Centered Design 以下HCDと表記する)」のアプローチを広く普及、社会実装することを目的として、2022年より企画開催している産業界向けのシンポジウムです。

 ご承知のように、DXの推進/成功にUXが欠かせないことは、Society5.0、DXレポート等で明確に述べられています。そのような中、IoT、System of systems、MaaS等で示されている通り、ビジネスを取り巻く環境も、これまでの単一の業界、業種が相互に繋がり連携するからこそビジネスが成立するデジタル時代へと変化しています。
 デジタル技術革新のスピードは速く、ビジネス競争は激しく、目前のゴール設定に基づくシーズ先行のサービス/プロダクト開発が多い中、DXを実現させる手段として有効なHCDの取組み(スキル/マインドセット)を多様なサービス/プロダクト開発に標準的に採用頂くことを目指しつつ、本ビジネスシンポジウムが産業界の皆様に役立つことを切に願っております。
 また、「デジタル時代の人材政策に関する検討会(経済産業省)」では、DXを推進し企業が成長を遂げるためには、新たな時代に即したデジタル人材政策が必要であり、デジタル人材の育成と同時に「組織の文化資本の重要性」について言及しています。

 こうした時代の要請に応えるため、HCDビジネスシンポジウム2023では、全体テーマを「HCDマネジメント」として、DX先進企業のデジタル/デザインマネジメントやDX実現におけるHCDマネジメント等の話題を、広く産業界の皆様に伝えて参りたいと企画いたしました。
 DXの推進を全社で取組んでおられる3つの企業様から、人間中心の社会を目指す取組みを含めて、経営の視点からの事例も交えたメッセージを賜ります。
是非、多くのビジネスパーソンの皆様のご参加を頂きますよう、心よりお待ち申し上げます。

※Human Centered Design(人間中心設計/人間中心デザイン)とは
 UX(上質のUIを伴うことで成立する)を実現する手段として、国際規格(ISO9241等)で整備されている、サービス/プロダクト設計開発を支援する取組み。30有余年の継続した研究活動の結果、開発現場に有効な多くの手技法、ツールを中心としたノウハウと共にHCD領域の専門性は確立されている。HCDは「人間中心の社会」を成立させる基盤として人材育成の仕組み、専門家資格、国際規格の整備も含めてビジネスに優位に貢献できる取組みとなっている。

■日時:
2023年2月21日(火)9時30分~16時50分(受付開始:9時~)

■会場:
・慶応義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 シンポジウムスペース
・オンライン(ハイブリッド開催)    
https://www.keio.ac.jp/ja/about/campus/hiyoshi.html
https://www.keio.ac.jp/ja/assets/download/maps/hiyoshi/map_hiyoshi.pdf
※後日、見逃し配信を行います。

■定員:
会場100名(先着順)/オンライン200名

■参加費(懇親会費は含みません):
HCD-Net正会員/賛助会員/後援団体会員(会場参加・オンライン参加とも):3,000円
一般(会場参加・オンライン参加とも):4,000円

※懇親会費(会場参加の希望者のみ):別途5,400円

■主催:
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構 ビジネス支援事業部

■後援:
・デジタル庁
独)情報処理推進機構(IPA)
一社)組込みシステム技術協会(JASA)
・一社)情報サービス産業協会(JISA)
・一社)ディペンダビリティ技術推進協会(DEOS)
一社)重要生活機器連携セキュリティ協議会(CCDS)
一社)日本人間工学会(JES)
M2M・IoT研究会
一社)人間中心社会共創機構(HCS-CC)

■プログラム概要
9:30~ 開会の挨拶(HCD-Net理事・ビジネス支援事業部長 山口恒久氏)
9:40~ 基調講演
・白坂 成功 教授(慶應義塾大学大学院)
10:40~ 特別講演
・篠原 稔和 氏(HCD-Net理事長/豊橋技術科学大学 客員教授/ソシオメディア株式会社 代表取締役)
11:40~ 休憩(昼食)
13:00~ 企業価値を高める全社マネジメント/デジタル経営に必要なマネジメントについて
・招待講演①
 天沼 聰 氏(株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO)
・招待講演②
 黒川 博史 氏(ライオン株式会社 デジタル戦略部 戦略企画グループマネジャー)
・招待講演③
 坪井 正志 氏(沖電気工業株式会社 専務執行役員)
15:00~ 休憩
15:20~ パネルディスカッション
・モデレータ:平沢 尚毅 教授(小樽商科大学)/パネリスト:講演者の皆さま
16:50~ 閉会の挨拶
17:30~ 懇親会(希望者のみ:HUB 慶応日吉店 ⇒変更となりました。 ※参加費別途 )

(認定資格保持者の方)
■参加者付与ポイント:
現地参加・オンライン参加(懇親会除く)2ポイント
※参加時間が短い場合など、上記ポイントを付与できない場合があります。
※見逃し配信の視聴のみの場合はポイント付与対象となりませんのでご注意ください。

■対象コンピタンス:
・A6 新製品・新事業の企画提案能力
・B1 プロジェクト企画能力
・B2 プロジェクト調整・推進能力
・ファシリテーション能力
参考:HCD専門資格コンピタンスマップ(2022年度)
https://drive.google.com/file/d/1infg-prjIcplr556fpGlFMY5DwJfppxe/view


お申し込みはこちらから ⇒ https://hcdnetbusinesssymposium2023.peatix.com


※ 懇親会の参加申込は2月15日(水)に受付終了します  ⇒17日(金)13時に変更しました ⇒受付終了しました ※

HCDビジネスシンポジウム2023 運営協力の御礼

シンポジウム講演会撮影・配信業務については以下の企業様にご協力を頂いております。
・日本ダイレクトメディア株式会社 様
・システムラサ有限会社 様


日本ダイレクトメディア株式会社 様 ロゴ
システムラサ有限会社 様 ロゴ

プログラム詳細


9:00~ 会場
9:30  開会のご挨拶(HCD-Net理事・ビジネス支援事業部長 山口恒久氏)


 


白坂 成功教授

9:40~10:40
●基調講演
白坂 成功 教授
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
『デジタル技術が創る人間中心の新しい社会〜Soceity5.0を実現するためのポイント〜』

<講演概要>
AI、IoT、通信などのデジタル技術の進化により、ビジネスだけでなく、社会・産業も大きく変革の時期を迎えている。本講演では、単なるデジタル利用で終わるのではなく、デジタル技術が創る人間中心の新しい社会であるSociety5.0を実現するために考慮するべき点とその考え方について実例を交えて紹介する。

<プロフィール>
東京⼤学⼤学院修⼠課程修了(航空宇宙⼯学)、慶應義塾⼤学大学院後期博⼠課程修了(システムエンジニアリング学)。⼤学院修士課程修了後、三菱電機にて15年間、宇宙開発に従事。「こうのとり」などの開発に参画。専門分野は大規模システム開発、技術・社会融合システムのイノベーション創出方法論やシステムズエンジニアリング。2008年より慶應義塾⼤学⼤学院SDM研究科⾮常勤准教授。2010 年より同専任准教授、2017年より同教授。2015年12⽉〜2019年3⽉まで内閣府⾰新的研究開発推進プログラム(ImPACT)のプログラムマネージャーとしてオンデマンド型⼩型合成開⼝レーダ(SAR)衛星を開発。2020年より独立行政法人情報処理推進機構デジタルアーキテクチャ・デザインセンター 有識者会議座長就任。その他、省庁の各種委員を務め政府の活動を支援。


 


10:40~11:40
●特別講演
篠原 稔和 氏
HCD-Net理事長/豊橋技術科学大学 客員教授/ソシオメディア代表取締役
『経営戦略に活かすための「人間中心のデザインマネジメント」』

<講演概要>
製品やサービスの改善活動であった「HCD(人間中心設計/人間中心デザイン)」は、今や、仕事の進め方の改革手段から経営戦略における要としての位置付けとなってきています。そこで、本講演では「UX」や「サービスデザイン」、「デザイン思考」などの核概念とである「HCD価値」として捉えて整理した上で、その価値が社会や企業全体に拡がってきた潮流を概観するとともに、HCDを経営戦略のドライバーとしていく方策としての「人間中心のデザインマネジメント」の全容について解説いたします。

<プロフィール>
NPO法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)の理事長および「Designs for Transformation」を掲げるデザインコンサルティング・ファームであるソシオメディア株式会社の代表取締役。企業や行政におけるデザイン経営やデザイン思考などデザインマネジメント全般に関わるコンサルティング活動、教育活動、啓発活動などに従事している。また、豊橋技術科学大学の客員教授や豊橋市デジタル化推進アドバイザーに就任し、産官学民の取組や教育活動の中で「人間中心のデザインマネジメント」を実践中。自著に『人間中心設計におけるマネジメント』(2022年、近代科学社)がある。


 

11:40~13:00
●休憩


 

13:00~15:00
●企業価値を高める全社マネジメント/デジタル経営に必要なマネジメントについて


招待講演①
天沼 聰 氏
株式会社エアークローゼット 代表取締役社長 兼 CEO
『新しいあたりまえを生み出すデザイン経営 〜スタートアップ経営者のマネジメント〜』

<講演概要>
ファッション・アパレル業界という巨大な市場において、顧客体験を中心に設計し、新しい価値を生んだファッションレンタルサービス「エアークローゼット」のビジネスモデル設計と継続的な成長を生み出すデザイン経営を創業者から直接お聞きいただけます。シェアリングエコノミー+サブスクリプションというサスティナブルな事業を構築したデジタル活用も含めた裏側を公開。

<プロフィール>
1979年生まれ、千葉県出身。高校時代をアイルランドで過ごし、英ロンドン大学コンピューター情報システム学科卒。2003年アビームコンサルティングに入社し、IT・戦略系のコンサルタントとして約9年間従事。2011年に楽天株式会社に転職し、UI/UXに特化したWebのグローバルマネージャーを務めた後、「ワクワクが空気のようにあたりまえになる世界へ」をビジョンに、2014年7月に株式会社エアークローゼットを設立。日本で初めての普段着に特化した月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』を立ち上げ、その後もパーソナルスタイリングを提供するサービスを中心に複数の事業を展開。


招待講演②
黒川 博史 氏
ライオン株式会社 デジタル戦略部 戦略企画グループマネジャー
『ライオンが取り組む「習慣の科学」』

<講演概要>
ライオンは、「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」というパーパスを起点として経営ビジョン「次世代ヘルスケアのリーディングカンパニーへ」を掲げ、変革を進めています。
その実現に向け当社の主事業の1つであるオーラルケアを中心とした生活者の習慣づくりの拡大と進化を目指す取組みやITデジタル人材育成に関する会社の組織風土・文化の醸成などの取組みをご紹介いたします。

<プロフィール>
2007年ライオン株式会社入社。基幹技術である油脂の基礎研究に従事。
2017年デジタル関連の全社プロジェクトに参画。
2018年研究開発部門においてデジタル技術を利活用した新規事業開発を推進。
2019年研究開発部門データサイエンス室長に着任し、AIを中心としたデジタル技術の社内推進。
2021年新設されたDX推進部長に着任。全社DX戦略の立案・実行推進を統括。
2023年全社のDX施策加速のためITデジタル系3部所を統合しデジタル戦略部が新設。同部の戦略企画グループにて全社デジタル戦略の立案・実行推進を統括。


招待講演③
坪井 正志 氏
沖電気工業株式会社 専務執行役員
『DX4象限と外部化で「社会の大丈夫をつくっていく。」を実現するOKIのDX戦略』

<講演概要>
OKIは「組織の変革」「業務プロセスの変革」「新ソリューション創出」「既存ソリューションの強化」のDX4象限を定義し、内部DXを外部化することで、OKIのキーメッセージである「社会の大丈夫をつくっていく。」を実現に努めています。
本講演では、この戦略の内容とモノづくりを中心とした具体的な活動事例、組織変革を行うための全員参加型イノベーション活動について、そしてDXとHCDの関係などについて説明します。

<プロフィール>
1983年3月 慶應義塾大学工学部管理工学科卒
1983年4月、沖電気工業株式会社入社。
通信システム事業本部企業ネットワークシステム事業部長、 ソリューション&サービス事業本部情報システム事業部長、情報通信事業本部本部長、取締役常務執行役員などに従事。
2020年4月より専務執行役員、2022年4月よりデジタル責任者(CDO)に就任し、現在に至る。


 

15:00~15:20
●休憩


 


15:20~16:50
●パネルディスカッション
モデレータ:
平沢 尚毅 教授
小樽商科大学 商学部 社会情報学科/特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構 評議委員

<プロフィール>
1987年早稲田大学人間科学部健康科学科助手を経て、1990年小樽商科大学助手。1996~97年英国Loughborough大学HUSAT客員研究員。2005年NPO法人人間中心設計推進機設立に参画。2009年教授。2007年ビジネス創造センターユーザエクスペリエンス研究部門長に就任。ISO TC159/SC4(HCI)国内審議委員。ISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC4 Joint WG28国内審議委員。

パネリスト(講演者):
・白坂 成功 教授 慶應義塾大学大学院
・篠原 稔和 様 HCD-Net理事長/豊橋技術科学大学 ソシオメディア
・天沼 聰 様 株式会社エアークローゼット
・黒川 博史 様 ライオン株式会社
・坪井 正志 様 沖電気工業株式会社


 

16:50
●閉会のご挨拶


 

17:30~
●懇親会
(希望者のみ:慶應義塾日吉キャンパス「来往舎」1F ファカルティラウンジにて)


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懇親会のご案内_パスワードは参加者に別途お送りいたします。


 

参加申し込み方法

以下サイトよりお申し込みをお願いします。※Peatixへの登録が必要です。
https://hcdnetbusinesssymposium2023.peatix.com

注意事項

■領収書および請求書について:  
※クレジットカードのご利用明細書、金融機関の払込受領書もしくは払込完了画面、Peatix発行の受領データをもって領収書に代えさせていただきます。  
※Peatix発行の領収データについてはこちらをご参照ください↓。  
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024  
※請求書の発行はお受付いたしかねます。  

■キャンセルについて:  
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。  
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合は、2月20日(月)17:00までにお申し出があった場合はキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。  
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「主催者にチケットのキャンセルを依頼する」をご参照ください。  

■賛助会員の皆さまへ:  
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。  
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度「一般」にてお申し込み手続きを行っていただきますのでご了承をお願いいたします。  

■PayPalをご利用される方へ:  
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。  
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動画チャンネル

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HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。