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第12回を迎えた利用時品質談話会では、約60名の出席を頂きました。厚く御礼申し上げます。今回は、「美味さを測る」をテーマに日本酒杜氏の考える酒質管理について上川大雪酒造の川端慎治氏、日本酒の科学的な味覚分析について島津製作所の松本恵子氏に話題を提供して頂きました。いずれの講演も質疑応答では、参加者と講師との間で、活発な議論が交わされて盛会のうちに終えることができました。
談話会は、今後も定期的に開催してゆく予定です。ご参加頂くだけではなく、話題をご提供頂ける方を随時募集中です。詳細はHCD-Net事務局宛にご連絡頂けると幸いです。それでは、次回の談話会もご期待ください。
日本酒は限られた資源(米、水、米麹を主原料とする)によって作られますが、杜氏(日本酒の醸造工程における最高責任者)の思想や創意工夫によって多様な味わいの日本酒が生まれています。今回は、杜氏の意図する作り込みによって生まれた日本酒が、顧客にどのような飲酒体験を生み、どのように評価されているのかについて、JALのファーストクラスで提供されている日本酒の蔵元である上川大雪酒造様より話題を提供いただき、日本酒を通じて製品品質と利用時品質との関係を理解する機会といたします。
また、味の品質を確保し、改善するためには、味を測定する必要があります。日本酒の場合、一般的に官能検査によって味を評価しますが、現在、客観的に味を測定する新たな試みが行われています。日本酒を題材とした味の科学的な測定方法について、島津製作所様より最新研究事例を紹介いただきます。
【試飲について】
上川大雪酒造様のご協力のもと、純米酒と純米吟醸酒をセレクトした飲み比べセット(四合瓶×2本)を5,500円(送料込)にてご用意しました。また、セレクトされる日本酒は、市販されていない銘柄となる可能性があるとのことです。講演で語られる味わいの違いをぜひ実体験してください。飲み比べセットは、2024年1月17日までにご注文頂いた分は、イベント当日までにお手元に届くように発送いたします。以後のご注文分については、イベント終了後の発送予定です。なお、20歳未満の参加者は、試飲付を選ぶことはできませんので、ご注意ください。
■日時:2024年1月24日(水)18:00-20:00(17:45受付開始)
■会場:オンライン(Zoom)※リアルタイム配信のみ
■主催:HCD-Netビジネス支援事業部「利用時品質」普及委員会
■定員:90名(先着順)
■参加費:
1,000円(正会員・賛助会員※1・学生会員、試飲なし)
6,500円(正会員・賛助会員※1・学生会員、試飲セット付※2)
2,000円(一般・一般学生、試飲なし)
7,500円(一般・一般学生、試飲セット付※2)
※1:賛助会員の人数制限なし
※2:20歳未満の方は、試飲セット付の選択はご遠慮ください
■申込締め切り:2024年1月22日(月)17:00
■申込方法:下記よりお申込みください。
https://peatix.com/event/3805626/
■プログラム:
17:45 受付開始
18:00 はじめに
18:05 講演1(講演40分)
18:45 講演2(講演40分)
19:25 ラウンドテーブル(15分×2の入れ替え制の意見交換会)
19:55 おわりに(ラウンドテーブル終了)
20:00 終了
■講演1:
「日本酒の作り込みと飲酒体験(仮題)」
川端 慎治氏(上川大雪酒造株式会社 総杜氏)
■講演2:
「味覚の科学的測定―日本酒を事例として(仮題)」
松本 恵子氏(株式会社島津製作所)
■対象者:
HCD-Net会員全般
HCD専門家
HCD/UXDの実践者
■対象コンピタンス:
A8:製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9:情報構造の設計能力
A10:デザイン仕様作成能力
A11:プロトタイピング能力
A12:ユーザーによる評価実施能力
A13:専門知識に基づく評価実施能力
人間中心設計(HCD)コンピタンスマップ2022年版(HCD-Net)
https://drive.google.com/file/d/1infg-prjIcplr556fpGlFMY5DwJfppxe/view