セミナー・サロン

私たち「利用時品質」普及委員会では、製品やサービスの利用の成果であるユーザビリティ、アクセシビリティなどに代表される利用時品質を啓蒙・普及するための諸活動を展開しています。昨年7月には、当委員会の前身である利用品質メトリクスSIGの発足から10年の節目を迎えました。また11月には、システムおよびソフトウェア製品の品質に関する国際規格 ISO 25000シリーズ(SQuaRE: Systems and software Quality Requirements and Evaluation)の大きな改訂が実施され、製品品質モデル(ISO/IEC 25010)、利用時品質モデル(ISO/IEC 25019)として再編されました。さらには、デジタル庁の主導で政府調達に利用時品質を盛り込む取り組みが進められています。このように利用時品質は、今後ますます重要になると考えられます。そこで、今回は『利用時品質の最前線』と題して、先に挙げた ①ISO 25000シリーズにおける品質モデルの改訂、②政府調達に利用時品質を盛り込む動き、それぞれのキーパーソンを講師に迎えて利用時品質に関する最新動向について解説していただきます。また、当委員会の10年間の活動を振り返り、今後の活動のあり方についても考える機会といたします。

本イベントは、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催します。会場参加の方には、当日会場にて10周年記念誌(冊子版)を進呈します。なお、参加者全員に10周年記念誌(PDF版)を提供します。また、会場参加の方は、セミナー終了後に懇親会を開催いたします(希望者のみ、参加費別途)。本セミナーは後日、見逃し配信も行います。ご自身のご都合に合わせて視聴方法を選択できますので、多数のご参加をお待ち申し上げます。

■日時: 2024年5月22日(水)17:00-20:00(16:45受付開始)

■開催方法: 会場およびオンライン(Zoom)でのハイブリッド方式
※見逃し配信あり(期間限定)
※イベント前日にZoom接続先をメールにてご案内します

■会場: 芝浦工業大学 豊洲キャンパス 本部棟4F 2402教室
https://www.shibaura-it.ac.jp/access/toyosu.html

■主催: HCD-Netビジネス支援事業部「利用時品質」普及委員会

■定員:会場40名、オンライン100名(先着順)

■参加費:4,000円(一般)・ 2,000円(学生)

■懇親会: 現在、調整中です。参加費は、5,000円以内を想定しています。
懇親会参加をご希望の方は、セミナー参加チケットとご一緒に「懇親会参加券」もお申込みください。詳細(会場および参加費)が確定次第、別途ご案内いたします。

■申込期限: セミナー:2024年5月21日(火)12:00
懇親会:2024年5月17日(金)12:00

■参加申込方法:下記よりお申込みください。
https://peatix.com/event/3940236/

■プログラム:
16:45 受付開始
17:00 はじめに
第一部 記念講演「利用時品質の最新動向」
17:05 講演1(50分)
17:55 講演2(50分)
18:45 休憩(10分)
第二部 「利用時品質」普及委員会10年の歩み
18:55 パネルディスカッション(60分)
19:55 おわりに
20:00 終了
20:20~ 懇親会(豊洲駅周辺)※希望者のみ、参加費別途

■講演1:
「政府調達における利用時品質とガイドライン改訂の動向について」
大橋 正司氏(デジタル庁)

(略歴)
デジタル庁サービスデザインユニットデザイン・プログラム・マネージャー。
2021年4月より民間専門人材としてデジタル庁の立ち上げに従事。
現在はデジタル庁におけるUXデザイン、情報設計、UI設計などの品質マネジメント、デザインプロセスマネジメント、ガイドライン策定などを担当。

■講演2:
「ステークホルダーを拡張した新しい利用時品質モデル」
福住 伸一氏(理化学研究所)

(略歴)
2018年より現職。工学博士(慶應義塾大学)。認定人間工学専門家。
科学技術の社会受容性の研究および人間中心設計プロセス関連の研究開発に従事。
ISO TC159(人間工学)/SC4(ヒューマンシステムインタラクション)国内委員会主査および国際エキスパート。
ISO TC159/SC4-ISO/IEC JTC1/SC7 Joint Working Group28(Common Industry Format for usability:ユーザビリティのための産業共通様式)国際WG共同議長。
2023年よりIEA(国際人間工学連合)理事。
2021年経済産業省産業標準化事業経済産業大臣賞受賞。

■パネルディスカッション:
「委員会活動10年間の振り返りと次の10年に向けて」
モデレーター:篠原 稔和氏(HCD-Net理事長、SIG創設メンバー)
パネリスト:平沢 尚毅氏(SIG創設メンバー、SIG元主査)
鱗原 晴彦氏(ビジネス支援事業部顧問、SIG創設メンバー)
山口 恒久氏(HCD-Net理事、ビジネス支援事業部長、SIG元副主査)
月田 逸郎氏(元委員長)
皿谷 知之氏(HCD-Net理事、前委員長)
岡本 鉄兵氏(委員長)

■対象者: HCD-Net会員全般

■対象コンピタンス:
A8: 製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9: 情報構造の設計能力
A10: デザイン仕様作成能力
A11: プロトタイピング能力
A12: ユーザーによる評価実施能力
A13: 専門知識に基づく評価実施能力

人間中心設計(HCD)コンピタンスマップ2022年版(HCD-Net)
https://drive.google.com/file/d/1infg-prjIcplr556fpGlFMY5DwJfppxe/view

【注意事項】
(1)領収書および請求書について:
・クレジットカードのご利用明細書、金融機関の払込受領書もしくは払込完了画面、Peatix発行の受領データをもって領収書に代えさせていただきます。
・Peatix発行の領収データについては、こちらをご参照ください。
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
・請求書の発行は、お受付いたしかねます。

(2)キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合、2024年5月17日(金)12:00までにお申し出があったチケットはキャンセル手続きを承ります。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

(3)PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。PayPal決済画面でカード情報を登録後、注文確定画面に移動し、カナ名など必要項目に情報をご入力された上、確定ボタンを押して注文確定となります。ご注文が確定するとPeatixからご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』のメールが自動配信されます。

(4)当日の参加者確認の都合上、参加するご本人名義でご登録ください。
見逃し配信の視聴用URLについては、参加登録時のメールアドレス宛にてご案内します。

(5)賛助会員の皆さまへ:
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度「一般」にてお申し込み手続きを行っていただきますのでご了承をお願いいたします。


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動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

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HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。