セミナー・サロン

毎年恒例!日本人間工学会アーゴデザイン部会とのコラボイベント開催のお知らせ

今年も、日本人間工学会アーゴデザイン部会と共にお届けする特別イベントが開催されます。業界の最前線で活躍する専門家の知見を共有し、未来を切り拓くヒントを得られる貴重な機会です。

第一部:HCD事例発表会 – 業界をリードする企業から学ぶ
本年度の特集テーマは「BtoBにおけるHCD事例」です。
パナソニック株式会社、シスメックス株式会社、株式会社島津製作所からHCDのエキスパートたちが登壇!各社が直面した課題や、それを解決するための取り組みについて深く掘り下げます。
さらに、業界特有のアプローチや、プロジェクトの各段階での具体的な手法を実例とともにご紹介。成功事例の裏側を知ることで、皆様のプロジェクトにも応用できるノウハウが得られることでしょう。

こんな方におすすめ!
BtoB企業でHCDを導入・推進している方
UXやサービスデザインの実践方法に興味がある方
新たなアイデアを得てプロジェクトに活かしたい方

第二部:Future Experience(FX)フォーラム
後半では、アーゴデザイン部会での先進的な取り組みについて紹介します。単なるビジョンづくりにとどまらず、社会実装への具体的な道筋についても掘り下げます。急速に変化する社会で、我々はどのように貢献できるのか――その可能性を共に考えましょう。
このセッションは、「これからの社会をどう変えていくか」を本気で考える場です。HCDやUX、サービスデザインの専門家だけでなく、未来志向のアイデアに触れたいすべての方にご参加いただきたい内容となっています。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。活発な議論と有意義な交流を通じて、共に未来の可能性を広げていく場にいたしましょう。

■日時:2025年2月28日(金)13時00分~17時50分 (受付開始:12時30分~)

■会場:株式会社島津製作所 本社 および オンライン(zoom)のハイブリッド開催
※ミーティングのURLは前日にお送りします。
※オンライン参加者の質問はzoomのQ&A機能で受け付けます。 

■主催:特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)

■共催:日本人間工学会アーゴデザイン部会

■協賛:Xデザイン学校

■定員:180名

■講演会参加費:4,000円(申込期限:2月26日 17:00)

■交流会参加費:5,500円 (申込期限:2月21日 17:00 ※阪急電鉄 西院駅前を予定しています。)

■参加申し込み方法:下記よりお申込みをお願いいたします。
https://peatix.com/event/4256943/

■プログラム:
12:30-13:00 受付

13:00-13:10 開会のごあいさつ(HCD-Net 副理事長 水本 徹氏)

13:10-15:20 HCD事例発表会
発表①「血管撮影システム「Trinias」のコンソール開発および身体負荷計測による効果測定」
市岡 聖菜氏(株式会社島津製作所) 
概要:血管撮影システムのコンソール開発の活動経緯を紹介するとともに、深度センサ等による動作解析を用いて新旧システム操作時の身体的負荷を比較した結果について紹介する。

発表②「操作ログに基づいた自社医療機器ユーザーの観察・インタビューから得られた知見」
大淵 仁史氏(シスメックス株式会社)
概要:シスメックスでは、病院で採血された血液を測定する医療機器を人間中心設計のアプローチで開発してきました。特にユーザー分析の過程では、病院を訪問し、検査室での立ち合いを行った後、1時間程度のインタビューを実施してきました。今回、ユーザー分析をさらに向上させるために、自社製品ユーザーの操作ログを事前に取得・分析し、その後に検査室の立ち合いとインタビューを実施しました。この取り組みにより、以下の3つの効果を得ることができました。
1)限られた立ち合いやインタビュー時間では見つけられない運用についてユーザーと議論できる。
2)ユーザー自身も気づいていない運用フローに気づくことができる。
3)経験の少ないプロジェクトメンバーでもユーザーを理解し、立ち合いやインタビューを行うことができる。
本発表では、具体的な取り組み内容や得られた効果について報告し、議論を行いたいと考えています。

発表③「健康増進プラットフォーム「SUPOFULL(サポフル)」の開発と課題解決アプローチおよび効果測定」
吉見 邦子氏(株式会社島津製作所)
概要:本システムは、デイサービス施設との実証実験を通じて社会実装に向けて開発された。開発の経緯と実証実験の効果をステークホルダーとの協働のもと、定量的・定性的に測定した事例を紹介する。

発表④「自動車関連機器メーカーにおけるBtoB向け新規SaaS事業創出とHCD」
小林 広樹氏(パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社)
概要:パナソニックグループの中でも自動車部品/車載機器に特化し、その殆どが車メーカー様向けビジネスをしている車載機器メーカーが、2022年より両利きの経営を目指し次のコア事業を創出すべく、SaaS型のモビリティサービスを提供することを目指し始めました。そこから現在に至るまで、新規SaaS型モビリティサービスをローンチ・企業導入するまでに、HCDのプロセスを活用してどのように実践してきたのかを事例含めて紹介します。

発表⑤「感染症マネジメント支援システム「ExpertTWIN」の企画・開発におけるKJ法の活用」
水本  徹氏(株式会社島津製作所)
概要:新規事業開発を進めるにあたって、企画・開発の上流段階で医師へのインタビュー調査を実施し、その結果をKJ法を用いてまとめることで、サービスのコンセプトの明確化やアイデアの創出を行った。本発表では、KJ法の実施の流れを説明するとともに、メリット・デメリットを紹介する。また、本テーマ以外でのKJ法の活用パターンを紹介する。

質疑応答

15:20-15:35 休憩

15:35-17:45 Future Experience(FX)フォーラム
発表⑥「ビジョンの社会実装に向けた挑戦」
郷 健太郎氏(山梨大学)
概要:日本人間工学会アーゴデザイン部会の直近の課題は、ビジョンを社会に実装するための第一歩をどのように踏み出すか、またその実現をどのように促進するかという点にあります。本講演では、この課題に対する取り組みについて、これまでの部会活動を振り返りながら共有します。

発表⑦「巨大IPを利用した人を基軸とした造形アイデア創出支援についての一考察」
細田 彰一氏(日本工業大学)
概要:近年、エンターテイメント業界において、長期間継続し多くの作品群を内包するシリーズ(巨大IP)が増加しています。それらが内包するキャラクターなどのビジュアルと、そのファンの結びつきを利用し、世代や趣味嗜好に合わせたスタイリングデザインの支援ができる可能性について考察します。

発表⑧「ローカルデザインとシステムデザインによるビジョンの社会実装」
徳田 彩氏(株式会社Muture/ Xデザイン学校)
概要:地域活性化や課題解決に向けたプロジェクトは多く行われていますが、それを持続可能な形で地域に根付かせることは難しい課題です。本発表では、蒜山をフィールドとした実践事例を通じて、地域資源を再価値化し、地域主体のプロジェクトを自走する仕組みを構築する「ローカルデザイン」と、外部資本や多層的なアジェンダを共創しながら広域展開を目指す「システムデザイン」の視点を提案します。

発表⑨「ビジョンを社会実装するための文化の活用」
山﨑 和彦氏(株式会社Xデザイン研究所/ 武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所)
概要:ビジョンを社会実装するには、サービスや製品だけでなく、それを支える文化を考慮する必要があります。文化には社会の文化、地域の文化や組織の文化などがありますが、ここでは、ありたい組織文化にするための4つのアプローチと事例を紹介します。

質疑応答

17:45-17:50 閉会のごあいさつ

18:30~ 交流会(西院駅周辺)


【注意事項】
■領収書および請求書について:
※インボイス対応の領収書をご希望の場合は、申込フォーム上で領収書の宛名をご記入ください。イベント終了後1週間以内にメールにて送ります。
※Peatix発行の領収データについては下記をご参照ください(Peatix発行の領収書はインボイスに対応していません)
http://help.peatix.com/customer/portal/articles/221024
※請求書の発行はお受付いたしかねます。

■キャンセルについて:
・キャンセル前提のお申込みはご遠慮願います。
・やむを得ずキャンセルが必要となった場合、キャンセル期限「2月26日(水)17:00」までにお申し出があった場合のみキャンセル手続きを承ります。懇親会のキャンセル期限は2月21日(金)17:00です。それ以降のキャンセルにつきましてはお受け出来かねますので、何卒ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
・キャンセル時の返金につきましては、Peatix Help「チケットをキャンセルしたい」をご参照ください。

■賛助会員の皆さまへ:
・2名まで「HCD-Net賛助会員」種別にて参加可能です。3名以降の方は「一般」種別となります。
・予め2名様を社内にてご調整をお願いします。3名を超えた場合は、再度お申し込み手続きを行っていただく場合がございますのでご了承をお願いいたします。

■PayPalをご利用される方へ:
PayPalから支払い承認のメールが届いても、その段階ではまだお申込みが完了しておりません。
PayPal決済画面でカード情報を登録後、注文確定画面に移動し、カナ名など必要項目に情報をご入力された上、 確定ボタンを押して注文確定となります。ご注文が確定するとPeatixからご登録のメールアドレス宛に『お申込み詳細』 のメールが自動配信されます。


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動画チャンネル

一部の講演は動画チャンネルで見ることができます。

HCD-Netで人間中心設計を学ぶ

HCD-Net(人間中心設計推進機構)は、日本で唯一のHCDに特化した団体です。HCDに関する様々な知識や方法を適切に提供し、多くの人々が便利に快適に暮らせる社会づくりに貢献することを目指します。

HCDに関する教育活動として、講演会、セミナー、ワークショップの開催、 HCDやユーザビリティの学習に適した教科書・参考書の刊行などを行っています。