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出版記念講座『サービスデザイン:フレームワークと事例で学ぶサービス構築』開催のお知らせ
21世紀に入りデザインや設計をする対象が大きく複雑となり、システムとしてまとめる必要がでてきました。このシステムとしてまとめているのがサービスデザインです。サービスデザインは「UX(ユーザー体験)、ストーリー(物語)や意味性他を介して、人間に係る様々な要素をサービスとして統合し、人間に対する価値あるシステムにする作業」と定義します。
サービスデザインは通常のシステムと異なり、人間が絡むウエイトが高いといえます。このサービスデザインの視点から見ると、世の中の仕組みやモノのあるべき姿が見えてきます。例えば、病院の場合、医療行為、医療機器、接客態度などの要素を患者に対するサービスデザインの視点で統合して、心地よい医療サービスとして再定義されデザインされています。今治のタオルはモノの位置づけから脱却して、それに意味性を加えブランド化し、サービスデザインとして成功しています。このように21世紀ではモノ+コトを統合したサービスデザインの役割に期待が高まっています。
この講演会では、このサービスデザインの基本的考え方、方法論とその事例をご紹介します。是非ご参加下さい。
なお、本講座は以下のHCD基本コンピタンスに関係する内容となります。
A3.定性・定量データの分析能力
A6.ユーザー要求仕様作成能力
A8.製品・システム・サービスの要求仕様作成能力
A9.デザイン仕様作成能力
A13.専門知識に基づく評価実施能力
ご案内
■日時:2016年7月20日(水) 16:00~19:00(受付:15:45~)
※19時より懇親会を開催いたします(希望者のみ)
■会場:TAMコワーキング(大阪市北区末広町3-7)
http://www.tam-tam.co.jp/about/outline.html
■定員:35名(先着順)
■ご講演:山岡 俊樹氏(京都女子大学 教授)
プログラム
16:00 開催挨拶 水本 徹氏(HCD-Net関西支部長)
16:05~17:30 ご講演 山岡 俊樹氏(京都女子大学 教授)
17:30~18:00 事例紹介① 大橋 政尚氏(シスメックス株式会社)
「シスメックス株式会社におけるITを活用したサービスデザイン戦略」
※ SNCS(シスメックス ネットワーク コミュニケーション システムズ)は、お客様とシスメックスをネットワークでつなぎ、オンラインで国内外のお客様へさまざまなサービス&サポートを提供するシスメックス独自の仕組みである。IoTの台頭により、「ITを活用したサービスの高付加価値化」がフォーカスされる昨今の状況をふまえ、シスメックスが何を「価値」ととらえ、その「実現手段」としてITをどのように活用してサービスをデザインし、進化させていくのかを弊社事例をまじえて解説する。
18:00~18:30 事例紹介② 井登 友一氏(株式会社インフォバーン)
「顧客ニーズと価値理解の視座転換,サービス開発視点について
-抽象的ニーズの可視化と充足状態の理解によるサービスデザイン-」
※ユーザーにとっての製品やサービスに対する「価値」は、事業者の視点で見ているだけでは不十分です。事業者が見ている景色と、ユーザーに見えている景色の違いに目を向け、本質的な期待や未充足を理解するための手法とアプローチについて、事例を題材に話題提供いたします。
18:30~19:00 事例紹介③ 小池 禎氏(オムロンヘルスケア株式会社)
「ビジョンシンキングで社会課題解決の仕組みを作る。オムロン ヘルスケアの血圧分析サービスMedicalLINKについて」
※オムロンでは創業以来、常に"Social Solution (社会課題の解決)”を目的に事業開発を進めている。オムロン ヘルスケアの血圧分析サービス(Medical LINK)は家庭向け初代血圧計の登場から約40年間の年月を経て、血圧計を販売する事業から血圧を分析するサービス事業に発展してきたものである。その過程を俯瞰すると社会課題として解決したいというビジョンが常に先行し、その解決に向って科学、技術が刺激し合う関係性が読み取れる。この関係性のポイントを出来るだけわかり易くご説明する。
19:00~ 懇親会(希望者のみ)
■参加費:
HCD-Net会員:3000円 / 学生会員:1000円
一般:4000円 / 一般学生:2000円
懇親会費:2500円(希望者のみ)
参加申込方法
タイトルを「サービスデザイン-フレームワークと事例で学ぶサービス構築- 参加希望」として以下の内容を hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
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氏名:
所属先名:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
電話番号:
メールアドレス:
懇親会:有 ・ 無
参加費領収書の宛名:
※記載がない場合は所属先名で発行いたします。
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※受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
※不測の事態や事故等によりプログラムが変更される場合があります。予めご了承ください。