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イベントレポート
KJ法を川喜田二郎先生より直接学ばれました 北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授 國藤進先生に、KJ法の歴史や活用事例を面白おかしくご説明いただき、会場は笑い声でいっぱいでした。
そしていよいよKJ法のワークショップです。いままで分類法と勘違いしていた人も、本物のKJ法を知ることになります。参加者のみなさんも真剣そのもの。「志」や「情念」といったキーワードが飛び交います。カードをまとめていくためには感覚を研ぎ澄まさなければなりません。そのためには、自信で現場を見ることが重要とのこと。いきなり解決案を考えずに、まずは利用状況を把握する、まさにHCDの考え方です。
今回参加できなかったみなさんも、ぜひすべての原点とも言えるKJ法を学んでみてください。
イベント概要
KJ法を川喜田二郎先生より直接学ばれました北陸先端科学技術大学院大学 名誉教授 國藤進先生による講座を企画しました。
KJ法は、文化人類学者である川喜田先生によって創造された発想法で、1970年代に日本では一大ブームになりました。KJ法を創造的問題解決方法論として展開したのがW型問題解決学で、國藤先生も参画されました移動大学のメンバーによって洗練されていきました。
W型問題解決学 は、日本の各種製造業に品質管理運動として適用され、1980年代に自動車産業等に定着しました。1990年代になってアメリカの大学・研究機関は日本の1980年代の品質管理運動等を研究し、急速にアメリカの製造業の立て直しを行うこととなりました。
1990年代に日本のバブルがはじけて、アメリカは自分達の成長戦略に自信を取り戻しましたが、その際、諸般の理由で、アメリカではKJ法が発想法でなく、分類技法と紹介されたため普及が進みませんでした。しかし、W型問題解決学はデザイン思考として、最近日本の大学・研究機関に逆輸入されています。國藤先生は移動大学OB,OGと連係し、イノベーションデザイン論としてW型問題解決学の理論展開、発明・発見の科学としての実績を残され、またミニ移動大学として地域創生プロジェクトを牽引されています。
なお、本講座は、以下のHCD基本コンピタンスに関係する内容となります。
A3.定性・定量 データの分析能力
A4.現状のモデル 化能力
A5.ユーザー体験 の構想・提案能力
■日時:5月27日(金)17:00~20:00 (受付開始:16:45~)
■会場:ヤンマー株式会社 本社ビル11F
大阪府大阪市北区茶屋町1-32
https://www.yanmar.com/jp/about/company/yanmar/
■プログラム:
17:00 座学
ワークショップ
発表
ご講評
20:00 閉会
20:15 懇親会(希望者のみ)
■定員:50名(先着順)
■参加費:
HCD-Net会員:4000円/ 学生会員:2000円
一般:5000円/ 一般学生:3000円
懇親会費(希望者のみ):4000円
参加申込方法
メールタイトルを「KJ法セミナー@大阪参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
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氏名:
所属先名:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
電話 番号:
メールアドレ ス:
懇親会:有 / 無
参加費領収書 の宛名:
※記載がない場合は所属先名で発行いたします。
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※受付メールを事務局より返信いたします。参加費の支払い方法の案内は、受付メールに記載されています。受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は、事務局にご連絡ください。請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
※不測の事態や事故等によりプログラムが変更される場合があります。予めご了承ください。