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2011年度のワールドユーザビリティデイ(WUD)は、Designing for Social Changeを共通テーマとして掲げています。
従来のユーザビリティ活動は機器やシステムを主たる対象としてきましたが、更に視野を拡大した場合、それが社会に対してどのようなインパクトを与えうるのかについて、改めて考えてみよう、という趣旨です。
3名のスピーカの方々が、それぞれのスタンスから社会変化のデザインというテーマに関する講演をしてくださいます。
なお、本来は11月10日に実施するものですが、今年度のJapan Chapterでは、都合により12月9日に実施いたします。ふるってご参加ください。
■日時:12月9日(金) 18:30-21:00(18:00受付開始)
※終了後、有志による懇親会を虎ノ門近辺で開催
■会場:金沢工業大学 虎ノ門キャンパス 13階セミナールーム
http://www.kanazawa-it.ac.jp/tokyo/map.htm
最寄り駅: 銀座線虎ノ門駅、日比谷線 神谷町駅、都営三田線 御成門駅、
各徒歩7~8分
■参加費:HCD-Net会員: 2,000円、一般: 3,000円、
学生会員: 1,000円、学生一般: 1,500円
■プログラム
18:30 開演の辞
18:35~19:20
「フューチャーセンター:ソーシャルチェンジのための創発場」野村 恭彦氏
(国際大学GLOCOM 主幹研究員/K.I.T.虎ノ門大学院客員教授/富士ゼロックスKDI シニアマネジャー)
概要: フューチャーセンターは、「未来を考えるための場」とも、「未来志向で複雑な問題を解くための場」とも言われる。単純な経済原理だけでは解決できない問題に対し、一回のワークショップで、あるいはその積み重ねで、新しいビジョンを描いたり、新たな視野を得ることによって解決しようという場だ。
富士ゼロックスKDIは、2007年に日本初のフューチャーセンターを創設し、欧州のフューチャーセンター・アライアンスなどとの連携をベースに、様々な企業の経営課題、イノベーション課題に対して、創発的な場のファシリテーションの実践を続けてきた。フューチャーセンターの考え方、プロセス、事例などをご紹介することで、企業と社会の境界を超えたイノベーションの新しい姿を議論したい。
19:20~20:05
「機械と手の間で」アズビー・ブラウン氏
(金沢工業大学「未来デザイン研究所」)
概要(更新しました):
手を使う事は何がユニークでしょうか? それは理解やコミュニケーションや文化にとってにどのように重要でしょうか? あなたは何が手作りであるか知っていますか? なぜ手作りのものが重要なのでしょうか? 手作りである事はユーザビリティにどのような意味を持ちますか? このトークでは、これらの問題をビジュアルイメージを使い討議し、手製と機械 製のデザイン、そし てシュミレーションとジェネレーティブ・デザイン※は、ど のような関係を持っているかと考察して行きます。 ※ジェネレーティブ・デザイン: 一定のルールやアルゴリズムに基づいて設計・ 創作を行うデザイン手法。
20:05~20:50
「サステイナブルなHCDのあり方」黒須 正明氏 (放送大学、総合研究大学院大学、HCD-Net理事長)
概要: HCDは、徐々に長期的なスタンスを持つようになっています。長期的ユーザビリティやUXという概念の取り込みはその一例です。しかし、世の中では新製品が盛んに登場しており、旧製品との交代が激しくなり、製品寿命も短くなっています。これに対し、20世紀初頭までの製品は、家族で代々受け継ぐようなものが多くありました。
未来の社会を考えたとき、資源枯渇という側面もあるため今のような短命消費型の社会がそのまま継続できるとは思えません。HCDの立場からも、循環型社会への道を模索する必要があると思います。
たとえば100年保つ製品作りを志向した場合、今のマーケティングやデザインのあり方がどうなるかを考えたいと思います。
20:50~21:00 名刺交換&アナウンスタイム
21:00~ 懇親会(希望者のみ)
■参加申込方法:
タイトルを「WUD2011参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
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氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員/賛助会員/学生会員/一般/一般学生
懇親会(お選びください):出席・欠席
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請求書をご希望の場合は本文にその旨と、
請求書のあて先と郵送先をご指定ください。
受付メールを事務局より返信いたします。
参加費の支払い方法の案内は
受付メールに記載されています。
受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で
届かない場合は事務局にご連絡ください。